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2017年8月23日水曜日

柔軟性に富んだドリブルを分析。状況に応じた切り返しの方向性





ドリルトレーニング、テクニックを磨く練習、足技をつける練習、、

もしフットサルやサッカーなどのスポーツで、上達させるために行うのであれば、それらの練習は選手としての導入時期に行う練習に過ぎない。そういう練習をやり込んでしまったら、選手たちは状況に応じることなく機械的にやり込んだものを出す癖がついてしまい、プレーの柔軟性に乏しくなる可能性がある。

この動画では足の裏の切り返しを行なっているが、切り返しにより付ける方向性は相手の移動を計算して行われている。


ドリブルしている選手は感覚的に掴んでいる。

相手がどの位置から移動していて、方向とスピードはどうなっているか。キックフェイントをすることで相手が行うアクションを予測し、その後も可能な限り得点に近づけるようにボールを管理すること。

このように、自ら提示するアクションで相手を警戒させつつフェイントで欺いていくのであるが、相手に応じてボールを管理している部分も大きい。これらの感覚は、相手がいない練習では身に付けることができないので、相手がいる練習を設定して取り組まないとならない。

経験していく中での「質」は大切になってくることだと思うが、単純に経験の「量」がまず日本には足りないように感じる。相手なしの練習は子どもであっても大人であっても役割を果たすのだが、技術を磨くというのであれば最低限にとどめて相手がいる練習で試合に活きる技術を磨いていくべき。