戦術で解決する傾向にある選手
— Muramatsu Yuki (@MuramatsuFutsal) 2016年9月16日
技術で解決する傾向にある選手
それは指導者に選ぶことができないが、指導者の補いがあり最終的にはコンプリートされないといけない。
日本人の傾向としては、やはり技術に偏ってしまう部分がある。私のチームでは、技術的な練習は最低レベルに留めているし重要性も他のチームほど伝えていない。それでも、選手によっては技術に偏ったプレーをする。その選手にとってはボールなしのプレーなどを取り入れなくても、ある程度解決できてしまう訳だが、戦術を学ぶことでより技術が活きることになるはず。そういう選手たちにとって、スペインは新しい学びとなる場所。
格好良いプレー。ヒールキック、ヒールリフト、トリッキーなフェイントなど、それらが効率的であるかどうか。こういうプレーができる選手は、生まれてきたときに決まっているように思う。しかし監督によっては、それらを創造力あふれるプレーと言って、様々な選手たちに教えている。創造力は戦術と関わりが強く、技術と関わりが強いわけではない。状況を知る力やその状況に応じたプレーをする、新しい解決策を見出すことが創造力。創造力を高めるために技術も必要だが、技術に偏りすぎてしまうと創造力の妨げになりうる。
「技術が大切だ」「そのための努力が必要だ」、それらを意識しすぎるとプレーはパターン化されて柔軟性に欠いてくる。フットボールは状況のスポーツであり、柔軟性は不可欠。職人志向であるこの国は、フットボールというスポーツと相性が悪いのかもしれない。。素晴らしいプレーを技術的な観点から見てしまう。もしくは、フットボール文化が浅いことにより、フットボールというものを理解できていない。「基礎」というものが、日本では技術の中に存在し、スペインでは戦術の中に存在する。
技術対戦術と戦術対技術。技術のアクションは戦術が背景にないとならない。戦術のアクションは技術フォームの質がないとならない。 https://t.co/715r9ydkB0
— Muramatsu Yuki (@MuramatsuFutsal) 2017年2月16日
日本人の技術習得の力、それは高い。それを活かせば、世界でさらに面白い存在になりうるだろう。過度な技術的トレーニングは避けて、時間を効率的に活用しよう。