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2017年11月13日月曜日

戦術の能力がなくただの抜け殻!「個人戦術+グループ戦術→組織力」サッカーを知ろう




日本は組織力が特徴だというが、そうではないことが証明された。攻撃も守備も、何もできなかった。日本がやりたそうなことがあるとしても、それが機能しているようには思えない。10年前、もっと言えば20年前、その頃から日本のフットボールは変わっていない。戦術的な能力を軽視して、技術面、身体面、戦略面に力を注ぎすぎていないだろうか。それは、育成の現場からそうで、試合中に駆け引きをしてくる相手は少ない。相手のスペースをいかに奪うか、自分たちのスペースをいかに創るか、そういう視点で物事を話していることを聞くことも少ない。技術的、もしくは戦略的であることが多い。

1人目の守備者、それに応じた2人目や3人目の守備アクションは、フットサルでは非常に重要なコンセプトとなっている。テレビの解説者は「前からプレスに行かないと」とは言っているものの、フットボールの基礎であるフリースペースのコンセプトを理解できていない現状ではプレスは脱出されるのみ。





私たちの特徴は勤勉さやスピードにあると思う。守備のこういう局面でこそ活きるのではないかと思うのだが、フリースペースのコンセプト、戦術的能力が低すぎて私たちの特徴が出せない。攻撃でも守備でも、ボール、仲間、相手、スペース、これらに応じてプレーする力が乏しい。「いかに相手よりスペースを管理することができるか」



この守備は、ただ組織的・戦略的なわけではない。相手のスペースを、一人一人がどのように奪っていくかという戦術的な要素は大きい。1人目のプレスによって2人目、3人目が移動する。パスが起こるたびに1人目は切り替わり、2人目3人目がどのように移動するか。

日本人の個を活かすために、戦術的能力を高めないといけない。