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2018年3月23日金曜日

「褒める」ということの間違い





褒めて自信を与える


選手を褒めることが重要なのは、選手たちの行いや考えが良いことだということを認識させるためです。自分がやったプレーは良かったのかな、そういう自信がない選手たちには褒めることが必要となります。チームを創る上でもそう、褒めることで監督の考えていることと同じなのだということを伝えて行くでしょう。イメージは、地盤を固めることや机の足を増やすことのよう。選手たちを安定させていきます。


選手をどのように褒めるのか


褒めることで自信を与えたり、モチベーションを高めることができます。しかし、いつも同じようにやっていては効果が薄れてくることもあるでしょう。頭に浮かんだ言葉をただ毎回伝えているという監督もいるだろうし、少し言葉を考えて伝えている監督もいるだろう。褒めるということは、自分の心から湧き上がってきたことを伝えることが大切であるのと同時に、策略的に考えることも選手たちのためになることがあります。コミュニケーションのための道具となることもあります。でも褒める言葉には注意が必要です。もし選手たちに「また褒めている」「いつも褒めている」と思われてしまうと、その影響力は剥奪されてしまうかもしれません。少しずつ言葉を変えたり、言葉なしに褒めることも重要です。


選手の何を褒めるのか


褒めることは、その選手のタレントです。もし褒めることができれば机の足が増えて向上につながるでしょう。机の足が少ない選手こそ、褒めることで自信が生まれます。ナイスとかよくやったとか、そういう言葉をかけることになるのでしょう。ただし気をつけたいのは「なぜ」という要素を加えていくことと、結果ばかりではなくて過程を褒めることです。

努力を褒めると、努力を続けることとなるかもしれません。モチベーションを増加させることにつながれば幸いです。タレントを持つ選手たちでも、必要です。タレントといえど、それが発揮されるのは100%の従事がある時。だから、良い仕事を褒めること。そのタレントのレベルを維持するには、努力を続けなければなりません。

練習の最後に褒めます。チームは努力を続けます。モチベーションを保ち続けます。


親が褒める


親に褒められれば、選手たちは安心感を得ます。


褒めることは評価すること


でも褒めていれば良いわけでもありません。褒めることには、驚きや尊敬が含まれていないといけません。選手たちと同じ目線で成功したことに喜び、失敗したことに悔しがり励まします。努力を尊敬します。だから、最終的には褒めることは必要なくなるのではないかと思います。私たち自身の人間性を磨くことで、そこまで到達して行くのではないかと思います。

監督は一人でそんなことをしていても意味がなく、伝えることが仕事です。各監督が各自の方法で何ができるのかを熟慮し続けないといけないでしょう。